<体験談> 驚きの悪徳シロアリ業者との遭遇

<体験談> 驚きの悪徳シロアリ業者との遭遇
悪徳シロアリ業者との遭遇
前田社長の体験談

驚きの体験談1

悪徳業者との取引「床下換気扇」を不正に売りつけようとした業者と遭遇した話

わたしが大学を卒業して入社した会社の業務のひとつに「建材・機材販売」がありました。多くの取扱い機材の中には「床下換気扇」があり、この換気扇は床下の湿気を屋外に強制的に排気するものです。この床下換気扇は羽アリ・シロアリ駆除業者が取り扱います。
通常、床下に入る機会といえば、配管の水漏れがあったときの配管屋さんや羽アリ・シロアリの被害があったときに、駆除業者が床下に入るぐらいではないかと思います。そのときにはじめて床下の湿気による木材の腐朽を発見したり、床下環境の状況がわかります。そこで、床下に入る限られた業種である羽アリ・シロアリ駆除業者が床下換気扇の設置の提案をすることがあるのです。

わたしが新入社員のころ、新規の取引先から床下換気扇の問い合わせがあり、わたしの担当地域だったので、カタログなどを持参して挨拶に伺ったときの話です。
すると、いきなり「いまから、お客のところに行くから、お前もついて来い!」と言われ、何だか分からないまま、言うとおりについて行きました。シロアリ被害があったお宅でした。その取引先の担当者は、そのお宅の前に営業車を止めて、車中で床下換気扇の卸金額を聞いてきました。「これから、床下換気扇を売ってくるからついて来い!」取り付け寸法や電源の確保などの情報も必要なため、一緒について行きました。

その担当者は、「羽アリ・シロアリが発生したのは床下に湿気があるからだ。だから、その湿気を取り除かなければいけない」といった手法でシロアリ被害者の方に「床下換気扇」を売りつけようとしました。でも、その説明は間違っています。「床下換気扇」はシロアリ駆除とは直接関係ありません。換気扇は床下の湿度を下げ、床下環境の改善に役立ちますがシロアリの駆除や予防にはなりません。しかも、通常12万円(3台1セット取付工事込)ぐらいの製品でしたが、先ほど卸価格を話したにもかかわらず、「30万円かかるんだ!」と法外な値段を要求していました。典型的なシロアリの悪徳業者でした。

もちろん、その業者と取引することはありませんでした。その後にも、このような手法を使うリフォーム業者にも遭遇しましたし、わたしの知り合いのシロアリ駆除薬剤メーカーの担当者も、そのような悪徳業者が全国にいるんだと実体験を話してくれました。

驚きの体験談2

生活消費者センターで聞いた話

以前、富山県内の生活消費者センター(訪問販売の苦情などを受け付ける行政窓口)の害虫駆除を行う機会がありました。その建物は鉄筋コンクリート造で、地下ピット(地下の基礎部分を貯水池や配管設備経路などに利用したスペース)から、蟻の大群が発生していました。コンクリートのすき間にアリの巣が確認できたので、粉末剤を直接散布して駆除しました。

無事に駆除工事が終わったあと、私は、そこでお仕事をされている職員さんにちょっと聞いたことがあります。
「私たち、こんな仕事をしているのでちょっと聞いてみるんですけど・・・、羽アリとかシロアリ駆除工事の苦情って、ありますか?」
羽アリ・シロアリ駆除の業種は、一般の人たちからすれば、あまりよい印象はもたれていないことは、私たち自身自覚しています。私自身、悪徳業者と遭遇していますし・・・。ですから、どんな回答が返ってくるか見当が付いていましたが、本当の苦情が寄せられる消費者センターの方に直接聞いてみたくなりました。予想通り、私の質問に対して職員さんは一言、

「苦情、結構ありますよ。」

「・・・・・・・・・」

わかってはいたのですが、やはり直接聞いてショックを受けました。悲しい思いやくやしい気持ちが入り混じったことを今でも思い出します。

わたしが「あんしん白アリ北陸」を立ち上げたのは、このときの気持ちがあったからかもしれません。わたしの知る羽アリ・シロアリ駆除業者は本当に誠実に工事を行っています。「被害者に少しでも役に立ってあげたい。」と優しくて、親身になって仕事をする人を知っています。困難な現場で「自分の力でシロアリを止めてやる!」と職人気質な人間も知っています。

わたしは、「あんしん白アリ北陸」で、こういった人たちと力を合わせて仕事をすることに誇りを持っています。そして、「あんしん白アリ北陸」の存在を多くの人に知ってもらいたいと切実に思っています。

驚きの体験談3

悪徳業者が行なった羽アリ・シロアリ駆除後の床下で見た製品の数々

取引先の建設業者から、こんな連絡が来ました。「いま、浴室をユニットバスに改築するのに、浴室を解体してたらシロアリいっぱい出てきた。早く見に来てくれ!」そして、そのお宅に伺ったときの話です。

浴室を解体した状態を見てみると、確かにシロアリが生息していました。しかし、そのお宅は、過去にも羽アリの発生とシロアリ被害を受けており、施主さんは「数年程前にシロアリ駆除業者に工事してもらった」とおっしゃっていました。さらに「その時に、床下換気扇も付けてもらった」とも。

通常のシロアリ保証期間である5年間は、薬剤の効果がほぼ確実に残っているはずなので、処理がうまくいっていればシロアリが再発したとしても、駆除工事後から5年以上は経過しているはずです。施主さんによく話を聞くと確かに7~8年ほど経過しているようです。しかし、わたしの経験上の考察ですが、5年以上経過していると言っても、羽アリ・シロアリ駆除工事後に5年間シロアリが再発しなければ、薬剤が効果的に効いていると考えられ、10年程度の間はシロアリが再発することが少ないようです。ですから、駆除工事から7~8年後という時期にシロアリが発生していることに、まず違和感をおぼえました。

次に、浴室周辺にも被害が及んでいないか確認する為に、実際に床下に入りました。なんと、床下が換気扇だらけでした。床下を見てまわると、十数台もありました。それはもちろん必要のない数量ですし、取り付け方法が違う換気扇や、ただ床下にポンと置いてあるだけの状態のもの、電気の配線が乱雑にひかれていたり・・・。明らかに手抜き工事というか、工事金額を上げるために床下に製品を置いてきただけの状態です。

おそらく、羽アリ・シロアリ駆除工事に関しても、きちんとした工事をおこなっていなかったのではないでしょうか。ですから、駆除工事をおこなったにもかかわらず、浴室にシロアリが生息・被害を及ぼしていたのだと思います。高額の工事代金(数十万円単位ではないそうです・・・)を支払われたにもかかわらず、7~8年の間、ずっとシロアリの被害が進行している、必要のない床下換気扇を置いていく、そのときは施主さんにどう説明したらよいか、とても悩みました。

シロアリ悪徳業者による被害に遭遇した数々の話でした。

しろあり防除施工士×一級建築士

シロアリは建物構造に大ダメージを与えるため、住宅構造の専門的判断が必要です。「あんしん白アリ北陸」では一級建築士による耐震診断も行っています。

誕生秘話

当社のしろあり防除施工士が、なぜ「シロアリが世界で最も恐れる男」と呼ばれるようになったのか。そんな男の誕生秘話をここで公開します。